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アンティと呼ばれて30年@シンガポール

1年以上

今日は8月15日、終戦記念日。
今年は終戦から70年という節目の年であるため、早くから安部総理の談話が注目を集めてましたが、『侵略』の直接言及は例年のごとく避けられたようです・・。

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この太平洋戦争の歴史というのは、アジアに住む日本人なら誰もが避けては通れない踏み絵のようなものです。

特に現地に根を生やして住んでて、配偶者やその家族または同僚や友人が、旧日本帝国軍に侵略・占領された国の人だった場合(そうじゃないほうが少ない)、好む好まざるに限らず、いつかどこかで突然”虐殺”の話題と向き合う日がきます。

シンガポールも旧日本帝国軍による暗黒の時代を経験した国の一つです。
文献によると1942年12月8日、日本軍は米国・ハワイのパールハーバーを攻撃する一時間前にマレー半島に上陸を開始しており、そこから太平洋戦争は始まりました。イギリスの植民地であったシンガポールは翌年1943年2月15日に日本軍に占領され
『昭南島』と日本語に改名させられます。

日本軍に占領されたシンガポールでは直ちに『華僑の粛清』と呼ばれる住民虐殺が開始されます。当時の詳しい話は、林博史さんによるアジアフォーラムでの講座をお読みください。>>>アジアフォーラム講座

私自身も、20年来の知り合いのお父上が、10歳の時にこの虐殺で家族を殺された生き残りだったという事実を先日初めて知りショックを受けたばかりです。

このシンガポール華僑の虐殺は、かなり雑な選別で大勢の方が殺されたらしく、とにかく中国系なら殺せ・・みたいな感じだったらしい・・。

今年3月に亡くなった故リークアンユー元首相が、日本軍によるこの殺戮への選別を危うく免れたという事実は、ご本人が回顧録で語られているほど有名な話です。
>>>リー元首相と華僑厳粛

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話は変わりますが、10年前から始まったシンガポールの経済政策によって、他の国に比べて、外国人の就労が比較的簡単になったシンガポール。
日本人も例外ではなく、沢山の日本人がシンガポールに職を求めてやってくるようになりました。

時々ですが、縁があって、そういったシンガポールに就労されている日本人の方と知り合う機会があります。皆さん、一生懸命自分の目的に向かってお仕事をされていて、素敵に輝いておられる方ばかりで、おばさんなどは圧倒されてしまいます。

ですが、ただ一つ、ショックなことがあります。
この素敵日本人の皆様、アラフォーか、それより若い方たちなのですが・・

アンティさん、シンガポールって過去に日本に占領されてたって本当ですか?
という質問をよくされます。ここ10年、それは変わりません。
シンガポールって昭南島って呼んでいたんですか?
これも、よく聞かれる質問です。
多分、半分、否、それ以上の確率だと思いますが、皆さん、シンガポールに来られるまで、シンガポールが日本軍に占領されていたことを知らなかったと仰る。日本の皆様、アジアの歴史に疎すぎます。

どうして優秀な日本人の若者の多くがアジアの近代史に無知なのか・・?疑問に思っていたのですが、あるママ友が『近代日本の歴史は受験に出ないので、教科書には書いてあるけれど、先生が飛ばしちゃうのよ~』って説明してくれました。真偽のほどは定かでありませんが、教科書くらい全部読めよ・・と思ってしまうアンティなのでした。

思うに、(個人的にですが)こういった無知って、占領されたり大量虐殺があった国の人たちに対して失礼だと思うのですよ。ユダヤ人に対してホロコーストって何?とか、広島の人に原爆って何?って聞くのと同じほど無神経だと感じるのは私だけかな?

日本のお隣の国々が教科書問題云々を問われることがありますが、本題はこの辺にあるのじゃないかと勘ぐってしまいます。歴史は風化するものですが、忘却または無視されるものではないと思います。

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最後に、今年8月6日のシンガポールのStraight Timesに掲載された『広島原爆の日に日本の友への手紙』をリンクさせていただきます。
>>>>A letter to Japanese Friends on Hiroshima Day

ものすごーく長文の英語なので原文ままでリンクしちゃいますが、興味のある方グーグルの翻訳機能で訳して読んでみてください。なかなか興味深い内容になってます。

この長文の中で、非常に的を得ているな・・と感じた一文がありますので紹介いたします。

the Japanese were at the same time a very cruel aggressor and a victim of the cruellest experience of war. 
『日本人は凄く残虐な侵略者であり、同時に最も残虐な戦争経験をした被害者でもある』

ーーー さきの戦争での、世界の日本に対するイメージは、これに限ると思います。

国内では、第二次政界大戦での被害者である部分はメディアなどでも強調されますが・・日本人である限り、残虐な加害者でもあったことは周知の事実として永遠について回ります。戦争によって多くの日本人が命を落としましたが、日本軍によって多くの外国の人々が亡くなったのも事実です。

『死に行くのではなく、人を殺しに行く』、それが戦争です。

こうした殺し合いに、日本は二度と関わって欲しくない。
そういった将来を心から願うばかりです。






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あははは。今日のお題目はティッシュ。
そうそう、日本じゃ、あの紙の事を『ティッシュ』て呼ぶんだよね?
正式にはティッシュペーパーって言うんだけ?

最初、タイトルいれた時に『ティシュー』って書き込んで、『日本語じゃティシューって言うの?言わないの?』って考えちゃったんだよね。年とると、脳も段々日本語なのか現地語なのか混乱しちゃってさ~・・あ~、やだやだ。

で、その日本でいうティッシュですが、シンガポールのローカルの間では
超必需品です。

シンガポールでのティッシュの役割は大きく、
手を拭く、
口を拭う、
鼻をかむ、
涙を拭く、
乳児や幼児に使用する、
汗を拭う、
皮脂を取る、
お化粧直し、
汚れを拭う、
テーブルを拭く

などなど、日本じゃハンカチやウェットティッシュが活躍する場でも、シンガポールじゃティッシュが大活躍。
だいたい、ハンカチやハンドタオル持ったシンガポーリアンにお目にかかる事はない。
あまり数も売ってないから、日本に里帰りした際には、安くて、可愛い図柄や高性能のハンカチやらミニタオルを買い込んでしまう。

夫や子供(シンガポーリアン)の説明によると、汚れの付着した布をバッグとかポケットに入れておくのに抵抗があるっていうのよね~。ま、合理的な頭の持ち主が多いから、汚れた物はさっさと捨てるほうが衛生的だって観念かもしれない。

トイレで、手を洗った後に手を振って水滴を撒き散らしてる友達に、ハンカチを『どうぞ~』って差し出したら、皆が皆、”触るべきか?・触らざるべきか?”ってマクベス的戸惑いの表情をちらっと浮かべるのよね~。中には、必要ないって絶対触らない人もいる。反応がなかなか面白い。

ところで、シンガポールのティッシュの使い方。
日本じゃ絶対にやらないけれど、シンガポールじゃどこでもお目にかかる使い方がある。

ランチやディナーの時間帯にフードコートに出かけてみましょう。
混み合ったフードコート。
やっとの思いで空いた席みつけた~~~っと駆け寄ってみると、テーブルの上には・・



ティッシュが置いてある。

これって『この席、予約済み~』のサインなのです(爆笑)。
普通のティシュには、上の写真みたいに『この席取った!』と表示はされていないので注意が必要です(笑)。

とりあえず、フードコートでティッシュが乗っかってるテーブルには着席しないようにしましょうね

なぜティッシュ?と思われる方もいるでしょう?
ま、財布・携帯・バッグなんて置いとこうものなら『持って行ってちょうだい』って言っているようなもので、置き引きにあっても文句は言えない。
友達に座っててもらって~・・なんてしたら、貴重なランチ時間が短くなる。

これもシンガポールの生活の知恵なのかな?




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本日、2015年8月9日、シンガポールは50歳の誕生日を迎えました。


今朝9時に、シンガポールでは、全島にサイレンが鳴り響き、ローカルのTVとラジオ全てにおいて、1965年8月9日朝9時に放送された『シンガポール独立宣言』(3年前に故リークワンユー氏がボイスオーバーしたもの)と国歌と宣誓が流されました。

普段の休日なら、正午まで自室でだらだら過ごす夫が、今朝は珍しく、朝8時半に家を飛び出していった。それも赤いポロシャツ着て・・・。どうやら近所に特設された舞台で、地域住民や議員さんたちと巨大スクリーンの独立宣言見て、一緒に宣誓してきたらしい(笑)。

今年のシンガポールの建国記念日は50周年という節目の年ということもあり、国の気合の入れようが違った。時間もお金もふんだんに使った建国記念日のパレード。メディアはこれでもか~っと前宣伝に従事した。いつでもどこでも過去に作曲された"我が国シンガポール"みたいな曲が流され、今日なんかはスーパーからMRTのプラットフォームまで曲が流された。セレブレティから一般人まで、シンガポールのナショナルカラーの赤いティーシャツを家族総出で着て外出(白人の駐在員と思われる人たちまで赤い服着てたのには笑った)。

もう、本当に国一丸となって本日のシンガポール50歳の誕生日を祝い、自分たちがシンガポールの国民であることが幸運だと語り、シンガポーリアンであることを誇った。

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多分、このお祭り騒ぎを見て、シンガポールに今現在住んでいる日本人は、面映ゆい思いをした人や、奇異に感じた人、腑に落ちない思いをした人、不気味と思った人も多かったことだろう。

でも、そう思った日本人は日本で普通に育った人たちだ。
というのも、日本の生活の中で『英語でいうところのパトリオット=愛国心』という感覚がないからだ。

それは、日本の生活では当たり前のことで、愛国心が芽生える要素が全然見当たらないからだ。(というか排除されている。)だから、日本を誇りに思う日本人は多くとも、日本に対して愛国心を持っている日本人にはあまりお目にかかることはない。

私は、この半生、シンガポールと日本を含めて過去8カ国に住んだ経験があり、2週間以上滞在した国は50カ国を超える。

海外に自分の身を置いてみると、日本以外の国では、独立・建国・革命・解放などなどの記念日は盛大に祝われる。フランスの7月14日や、米国の7月4日は世界的にも有名で、中国などは建国記念日前後一週間まるまる祝日となる。パレードも国の面子にかけて盛大に行われる。国民へのメッセージも読まれる。

外国じゃ軍事パレードも頻繁に行われる。欧米のオーディション番組やクイズ番組に軍人さんが参加するときは必ず軍服を着用し、ホストは100%必ず自国の軍人さんに敬意を表し、感謝し、彼らをねぎらう。

シンガポールに至っては、小学校から、毎朝、授業が始まる前に、国旗掲揚、国歌を歌い、国への宣誓をする。小さいときから、”国”という概念を叩き込まれる。そして、家族や国など愛する者を守るのは国民の義務と頭に叩き込まれる。

それに比べて、私が昔通っていた日本の中学校。非常にリベラルな先生が多く、一時期、先生たちが国旗掲揚も国歌斉唱も制止したような学校だった。教育熱心ないい先生が多かったけれど、わたしから『自国』という考えが欠落したのも、この環境が影響していると思う。

私が通った学校ほどじゃないにしても、日本じゃ、あまり自国のプロモーションはしない。自国の技術や物のプロモーションは多いけれど、日本という国のプロモーションは見かけない。自分の国を守るとかっていう概念は、多分(自衛隊員じゃない限り)無い。

じゃあ、『何故、日本は建国記念日という祝日もあるのに、パレードもなければ、天皇や政府からの祝辞のメッセージとかないのだろう?』と思う人もいるかもしれない。

その答えは簡単。

日本では戦争というダークな歴史が関係しているから。

愛国心というものは、時としてプロバガンダに利用される。
シンガポールのように故李光耀氏のような優秀な指導者が率いれば、それは国を短期間で邁進させる活動力になり、一世紀前の日本のように非常に貪欲なトップに利用されれば、今のイスラム国のように残虐な世界に突き進む厄介な感情だ。

今日のシンガポールの建国記念日のパレードを眺めていて、つくづく、シンガポールという国は、自分の人生を国に捧げた李光耀という一人の怪物によって率いられて幸運だったんだなあ~と独りごちた。

そして、自ら『文句の王様』と胸を張るシンガポーリアンも、50年もの長い間、李光耀氏の政策に、よく着いていった。不平不満たれつつも彼に絶大な信用をおいていたのがよくわかる。

結局、国と国民も信頼関係の上に成り立つ。
そして、李光耀という人は何十年という未来を見据えて、国の計画を立て、その計画を成功させるべく、(そのなかの政策の一つとして)民族の壁を取り払い、言葉を統一し、国は一つと強調し、国民に愛国心をせっせと植え付け、そして最終的には、国民誰もが世界に誇れる成果を示し、国民が愛してやまない国を50年という短い期間で築き上げた。


(We are Singapore/ 1987年のテーマ曲。こうやって国をまとめるという”名曲”です。)

羨ましい・・。
家族のなかで、唯一、日本のパスポートを持つ私としては、日本の政治家も、もうちょっと頑張ってもらいたい。

とりあえず、私の第二の故郷:シンガポール。
50歳のお誕生日、おめでとう。日本のおばさんから見ても、本当によく成長したよ!ここまで伸びるとは思ってもみなかった。頑張ったんだね。本当におめでとう。おばちゃんも感無量だよ。




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二週間ほど前ですが、今年の8月9日に行われるNDP(ナショナルデーパレード)のチケット2枚をゲットした、っつうか、抽選で当たった。

今年の建国記念日は、シンガポール50歳を祝う記念式典。結婚で言えば『金婚式』。

国が総力を挙げて、お祭りムードを高めているのもうなずける。

連日、ニュースで取り上げられるように、今年は空軍のブラックナイトにより飛行も、パレードも、花火も、例年よりも豪華絢爛。

TVじゃ毎日、『We ❤️ Singapore!』キャンペーン。
ここ数ヶ月、ディック・リー氏総指揮で作成された愛国心た~っぷりの数々のキャンペーンソングが、子供からお年寄りまで出演してるビデオとともに、これでもかと繰り返し流されている。毎年の風景なのだが、今年は例年に増して気合が入っている。

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そんな、シンガポール50歳のお誕生日会のチケット2枚が手に入った我が家。

別に声には出さなかったけど、内心『ラッキー』とほくそ笑んでいた私。

それが・・、昨夜、仕事から帰宅した夫が一言。

夫:『あ、NDPのチケット、同僚にあげたよ~(´∀`)』
私:『は~~~~????』

な~んと!NDPに子供を連れて行きたがっていた同僚にチケットを差し上げたらしい・・私に断りもなく・・・。

怒りを押しとどめつつ『なんでやねん?』と問い詰めると、
夫、曰く
『だって~~、暑いよ~。あなたさ~、汗かくの嫌いじゃん。それに、あんた、人混み大嫌いでしょ~?人多いと、パニックになるし。あとさ~、花火の後、帰りは混み込みで地獄だよ~。あんた、混んだMRTなんて乗らないじゃん。式典後なんて、タクシーもつかまらないんだよ。知ってるでしょ?』

全部、わたしかよ?

で、わたし:『でも今年って50周年記念式典じゃん。行きたいよ~。見たいよ~。』
と拗ねると・・、

夫、曰く:
『あんたさ~、外国人じゃん。ここの選挙権もないでしょ?式典には選挙権持ってる人が行った方が国のためにもなるでしょ?』

言ってることはごもっともですが・・

わたし:『外国人でも見たいものは見たいよ~。だいたい、人にあげる前に一言聞いてくれてもいいでしょ?』と、ぶちギレ。

わたしが切れると、自分も切れる夫は:
『うるさいな~。だいたい、式典なんて、自宅でTVで見た方がいいに決まってるだろ!』

わたし:『はあ?何年結婚してても、まだ、配偶者のことが分からないなんて情けない。』
夫:『他人なんだから当たり前じゃん。それに、暑いだ、人混みが嫌いだ、いうのは何時もあなたでしょ?で、右往左往するのは何時も俺。絶対、嫌だね。』
わたし:『自分がしくじったら、そうやって、すぐ人のせいにする。あ~あ、結婚なんてするんじゃなかった~。』
夫:『そりゃ、お互い様だね。嫌なら、いつでも日本に帰れば~?』
・・・もう、売り言葉に買い言葉。犬も食わない・・ってやつ。

シンガポール50周年記念式典のチケットで離婚騒動!?
っつうか、我々、シンガポール同様、無事、金婚式迎えられるのかな?
怪しい・・。





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1年以上
前にも、ちょこっとブログにも書いたのですが、最近のおばちゃんは愚痴聞く役割が多い。

先週も、20年間家族ぐるみで付き合いのあるローカル君の家のディナーに呼ばれた。
週末に、友達とディナーというと、ほとんど外食が普通なんだけど。今回は家に来いという。これを聞いて、夫が言った・・。『こりゃ、なにか相談だぜ。面倒くさっ。』
まあね、外で喋りたくないことだから、わざわざ家に呼ぶのよね。

でも、この人、ローカルでも珍しいバンガロー(土地付き一軒家)に住んでいて、人がわさわさいるHDBの喧騒を離れて、週末(人の家の)プールサイドで、(人の家の)庭を眺めながら、まったりビール飲むのもいいな~ということで快諾。

集まったのは、中華系カップル、マレーカップル、ユーレジアンとエゲレス人カップル、我々(ローカルと日本人)とホスト(ローカル・インディアン)。

ホストがインディアンなので、(やっぱり)カレーでディナー。ホストは家では徹底してインディアンカルチャーなので、全員、食事は手で食す(強制、笑)。ま、これは、これで美味しいのよ。

デザートも終わって、参加者全員、庭のプールサイドでビールタイムスタート
おばちゃん、HDBじゃ隣近所に遠慮して吸えない葉巻を久しぶりにスパスパ。やっぱり、一軒家っていいわ~(虫と小動物とカビと掃除が苦手なので、自分で住もうとは思わないけどね。)

そこに、猫が2匹ちょこちょこやってきた。

『あれ?猫、飼い始めたの?』と誰かがホストに聞いた。

待ってましたとばかりに、ホストの愚痴が始まった。

実は、この家のお隣は猫を飼っている、認識してるだけで6匹いる。
そのお隣の6匹の猫たちが、我ホストの庭までテリトリーを広げたらしい。昼間はエアコン付きの部屋で寝ているらしいのだが、夜、涼し気なると夜な夜なホスト氏の庭に遠征してきて粗相をする。朝起きたら、自分の庭に、お隣の猫6匹分の大と小が散らかっている。掃除はメイドにさせるのだが、自宅のペットのでもない糞尿を毎日掃除させるのは考えものだし、それに庭が臭くなった。昼間は特に臭う。匂いのため、奥さんや子供さんがプールを使うのを嫌がる。

お隣に苦情を言った。お隣はおっとりしたソフトな口調で、『夜中、猫が自分たちの敷地を出ないように出来るだけの努力をする。』と答えた。

だけど、それからも毎夜・毎夜、猫たちの来襲は続いている。

大型版のネズミ取りを設置して、侵入してきた猫を捕獲する作戦を試みたが、最初に一回引っかかっただけで、あとは、餌だけとって罠にかからない。頭がいい。
隣の猫の糞尿の始末と匂いは、もう限界だ。

どうしたらいいんだろう?

このディナーの夜のメインがこれ・・。
その後の話の展開は、ものすごく面白かった。一軒家といえども苦情が来るかもしれない・・ってくらい盛り上がった。その時に侵入してきていた猫二匹も恐れをなして退散したくらいの騒ぎよう・・。

もう、いろんな案が出た。一番笑ったのが、庭を潰して、庭面積全部プールにする(爆笑)。そうだね。猫、水嫌いだからな。でも、他人様の猫で、そこまでお金かけなくてもね~。プールって、メンテナンスとか掃除とか大変やで~。

で、一番最終的に決定したのがこれ。

まず、お隣に再度苦情を申し立てに行く。
そして、もう一度、おたくの猫たちを夜敷地から出さないようにお願いしてみる。その時に、最後に一言添える。

『もし、おたくの猫たちが、今後も、うちの庭をトイレとして使用するのであれば、私も犬を飼って、うちの犬に夜な夜な、おたくの庭で粗相をさせましょう。それでも、あなたは平気ですか?』

実は、お隣はマレーのファミリー。マレーはイスラム教徒です。
で、イスラム教のハラーム(禁止事項)に:

『犬の鼻に触ってはいけない(唾液という説もある)』というのがあり、ローカルの多くのイスラム教徒は犬に触りません。

(注:ディナーに出席したマレーカップルの話ですと、最近のモダンなイスラム教徒は犬を飼っている家庭もあるそうです。でも、これは中東やアフリカの話で、東南アジアのイスラム家庭ではまだまだ稀のようです。)

『私も犬を飼って、うちの犬に夜な夜な、おたくの庭で粗相をさせましょう。』
という最終通告を突きつける・・という案は、このマレーカップルから出ました。

これには、猫の飼い主がアクションを取らざるおえない二つの要素が含まれてます。

一つ目:
ほとんどのイスラム教徒は犬を嫌うので、犬をお宅の庭で云々と説で、被害者の気持ちに気ずく確率が高い。
二つ目:
イスラム教徒は、いまだにイスラム法に敬意を払っている人が多い。いえば、ハムラビ法典ですね。つまり、目には目を・歯には歯を・・が一番(手っ取り早く)理解してもらえるそうです。

これで上手くまとまるのか分かりませんが、
日本じゃ絶対にありえない解決法のアドバイスだとニヤニヤしながら葉巻を吹かしていた週末でした。





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アンティと呼ばれて30年@シンガポール

作者:auntie88

アンティと呼ばれて30年@シンガポール

Auntieとはシングリッシュで”おばさん”の意。シンガポールに住み始めて30年。現地化したおばちゃんが綴るディープなシンガポール情報。時々、黒いオバちゃんも登場しますが、更年期と思ってそっとしておいてね。

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