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国際都市シンガポールで暮らすコンサルタントの異文化日記

1年以上
1999年7月。
私の在籍していた会社は欧米の大手同業他社を買収し、念願のグローバルカンパニーになりました。社名からもASIAが消え、記者会見とレセプションがインターコンチネンタルで華々しく開かれ、数か月前にシニアマネジャーに昇格した私はマネジメントの一角としてその席に座りました。

つい先日まで会社で会ってもお行儀よく挨拶するだけの相手のBIG BOSSが並ぶ中、私なんて場違いだなぁと思いつつもおろしたてのスーツでわくわくドキドキ・・・眼だけはキラキラさせていたように思います。

しかし常に買収の裏には早急な合理化が必要になります。同じポストに2人は要らないので各拠点で買収した会社された会社いずれの社員がそのポストにとどまるか、本人の能力や経験とともにグループ全体の構図を見ながらの人事調整をしなくてはならないのです。

ここが外資のドライなところで、必ずしも買収した側の社員が有利になるとは限らない。もちろんそれが大半の例ではありますが、そもそも優秀なリソースを持つ会社だから買収をしたわけで、ならば優秀な人材には活躍の場を残し自社の社員を他へ回すのも戦略のうちでした。私が業務上深くかかわる東京オフィスもその対象にありました。

8月のある日、突然上司に呼ばれた私は東京の組織再構築のミッションを負うことになりました。

社長室にには上司であるジェネラルマネジャー他、数人の役員が顔を揃え、これを機会に東京オフィスの人事考査、2社が抱えているそれぞれの顧客との契約内容の総点検と合理化、各契約に基づきオペレーション業務の合理化と再構築を行うというミッションの内容を説明いただきました。

「東京へ転勤してもらいたいがシンガポール本社には戻ってきて欲しい。ただ、東京の次期ジェネラルマネジャーが決まるまでの1年間、長期出張という形で東京に行って欲しい」

この辞令はまたまた私をワクワクさせました。組織を動かす最初のマネジメント経験になるからです。それがどれだけ大変なことかも知らずに・・・無知な自分ならではの大胆さを持って即座にYESと答えました。社長は一瞬あっけに取られた顔をしましたが。

「で、赴任の時期は?」
「来週にでも」
「はぁ~?」というのはこの日、既に木曜日だったからです。
来週って4日後じゃない・・・今度はこっちが唖然とする番。
すると手配よろしく人事のGMが赴任に関する諸規定をまとめた書類を広げました。

「毎月1回は本社の会議で出張になること(もちろん移動は週末を犠牲にする・・・)。だからシンガポールの部屋は借りたままでいいわね。二重の家賃は申し訳ないから東京での住まいは用意するわ。シンガポールの給与は今まで通り。赴任手当という名目で東京での生活費補助を円建てで出します(これが驚くほど少ない・・・)。引っ越し荷物?30キロまでチェックインできるんだから赴任時に持って行って。引っ越し業者を頼む必要はないわ(おいおい、日本のマンションは家具もカーテンもないんだぞ)。引っ越し先は着いてから探してね(当たり前だ。週末入れても4日しかない)。一応、不動産エージェントの連絡先は今日渡します(でも電話番号だけだった)。来週いっぱいはホテル暮らしでいいけど、次週にはマンションに入居してね(ハイ、最大限努力させていただきます)。」

再び唖然・・・合併後バタバタしている東京のスタッフに身の回りの世話まで頼めないことはわかっていました。シンガポールの住まいも毎月3週間以上留守にするには家賃が高すぎる。とりあえずあと3日で荷物まとめて一旦赴任して来月の出張時にシンガポールの部屋を解約してどこか1部屋借りてそこに荷物を移し・・・東京の不動産屋へは今日にでも希望条件を送って事前に見繕ってもらおう・・・それから、それから・・・

視線が宙に浮いた私の前には上司のGMがにっこり。
「じゃあ来週からの仕事の打ち合わせするね。私のオフィスに来て」
オフィスに入るなり買収先の持っていた契約書のコピーが数冊のファイルに。
「これ、行く前に一応目を通してわからない点は私に確認して。東京に着いたら最初の1週間は営業担当者とお客様を回って今回の合併についてしっかり説明してね。あ、もうアポは取り始めてるって言ってたっけ」

私「あのぉ、家探す時間とかありますか?」
上司「うん、半日ぐらいでまとめてやって(そ、そんな無茶な。下見せずに決めるのか?)」
私「あ、でも家具とか電化製品とか買わないとならないですから」
上司「まあ何とかなるよ。たった1年のことだし(いやそういう問題じゃないんですけど)」

まあ実際、赴任の時期に一番苦労したのは日本の事情に全く疎い本社が家賃負担をしたために、いちいち本社人事にかけあわなければならなかったことでした。

「なぜ礼金などという不可解なものがあるの?アナタ、騙されてるんじゃない?」「なぜ敷金が2か月分もいるの?」
「仲介手数料は借手負担?あり得ないわ!」
に始まって
「どうして支払が現金でなきゃならないの?札束持って移動中に盗まれたらどうするの?」
という気が狂いそうなナンセンスなやりとりを数日にわたりしなければならなかったことです。

改めて家具・電化製品つきがスタンダードであるシンガポールのコンドミニアムがうらやましくなりました。

家具がない、カーテンもない、というマンションが日本は大半であることを彼女はついに理解できなかったようです(あるにはありますが、広尾・家賃120万円とかです・・・そうメールしたら完全に無視されました)。

でも、人間やろうと思えばなんとかなるものです。
私は翌週の水曜日の早朝便で東京に向かったのですから。
複数のやるべきことが雪崩れ込んだ時、即座に優先順位をつけ反射的に体が動く。
その点はちょっとうまくなったのかもしれません。
ただ、ここでも7時間のフライト中はひたすら爆睡でした。

私にとって3年ぶりの日本での仕事でした。



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1年以上
さて、実に半年ぶりになってしまいました再び“人生のリスクヘッジ”シリーズです(別にそんなに大それた内容にするつもりはないのですが・・・)。今回から2回に分けて、なぜ私がPR(永住権)を取得するに至ったかについて書きたいと思います。

最初に入社した会社でのキャリアはいたって順調でした。マーケティングのAssistant Managerとして入社しましたが、半年間の予定だった試用期間は実際には3か月に短縮され、その時点でお給料は500ドル上がりました。会社の成長期にあったこと、直属の上司が1年後に退職したことなどが重なり、入社した翌年末にはManagerに昇格。その段階でまた1000ドル上がりました。その後、3年目にSenior Managerに昇格、数ヶ月後に東京支社のGMが退職したこともあり、GM代行として東京に半年余り駐在。4年弱の在籍期間に給与は入社時のほぼ倍にまでなりました。Senior Managerとなってからは管理職だけの特別ボーナスなどもいただいていましたので、経済的にはかなり楽になり、2年目からはルームシェアを卒業してイーストコーストのコンドミニアムで一人暮らしを始めました。

ただ、仕事は常識では考えられないほどタフでした。昇給してもそれを使って楽しむ暇がない。大袈裟ではなくそういう生活が続きました。当時はまだ土曜日出社という会社がシンガポールにもたくさんあり、私の会社はようやく週休2日になった頃でしたが、私は土曜日はもちろん日曜日の大半も自由意思で出社して仕事をこなしました。やればやるほど上司から仕事が回ってきます。幸い、「押し付けられている」という感覚はなく、やればそれだけ評価につながる実感があったのが嬉しかったことを覚えています。ですから誰のためでもなく自分のために進んで仕事は引き受けました。それに同じように週末出勤している社員はやはりキャリア志向の人たちが多かったようで、社内の情報交換のネットワーク構築にも役立ちました。

職位が上がるたびに自分のやっている仕事が会社全体の戦略にどのように作用しているかが見えてきます。それがモチベーションの原動力だったと思います。それだけに「部下に仕事を任せるときは、それが全体にどのように影響するかをわからせる」ことが重要だと思いました。これは当時の上司の人の使い方(語弊のある表現ですが)が巧かったということです。表面的な言葉でほめてもらうことよりも、私にはこのやり方のほうが効果がありました。その結果として昇進や昇給など、目に見える評価が常にあったことも重要でした。

シンガポールに本社のある会社でしたが、私の居た期間はちょうど世界中の同業他社を買収して規模拡張を図っていた時期で、どんなに働いてもまだ人が足りない、結果的に出張などに制約がなく動ける社員にはどんどん仕事が降ってくる状況でした。

私は当時、中国から日本を含みオーストラリアまでのマーケットを担当していたのですが、それに北米とヨーロッパが加わりました。今でも思い出すのは、早朝、シドニー出張からシンガポールに戻り、一旦自宅でシャワーを浴びてすぐ出社。夜の7時過ぎまでオフィスで仕事をし、また一旦自宅でシャワーを浴びて夜11時半のエールフランスに飛び乗ってパリに出張したことです。現地時刻の早朝6時にパリに着き、そのままオフィスが回した車に乗って9時にパリ支社に出社。10時半には現地のお客様とのミーティングに出ていました。「いったい何時間起きているんだろう」「最後にベッドで眠ったのは・・・そうだシドニーだ、シンガポールじゃない!」。さすがにエールフランスの機内では爆睡状態で、ついに離陸の瞬間も覚えていませんでした。着陸時の衝撃で目が覚め、空港内の化粧室で顔を洗いメークをして、空港ロビーで待っていたドライバーに元気よく「ボンジュール!」とやっていたのですから、つくづく若かったのだと思います。

急な出張に備えるために常に自宅にはスーツケースが口を開けていました。ひとつの出張の荷物の片付けが済まぬうちに次の出張が入る。そんな日々でした。

「社費で旅行ができていいね」そんなことを影で言う同僚もいたのですが、無視することにしました。実際、出張が入るとその前後に仕事がしわ寄せになります。それを回避するために、私は週末出勤し、出張の移動には週末を使いました。そのような移動時間は手当なしでしたが“時間で給料をもらっている意識は持つな”と考え、仕事の生産性を第一に考えました。結果的に報告書やアドミ関係の書類はフライト待ちの時間や機内で作成することがほとんどでした。

日本の友達がシンガポールに来た時、「貴女が一番詳しい場所に連れてって」と言われ、冗談ではなく「空港・・・チャンギのターミナル2」という言葉が浮かびあがって苦笑した思い出があります。

「このまま出世街道まっしぐら」
日本のマーケットでの主要な顧客をすべて担当し、それがなくては数字上ではこの会社のジャパンビジネスが成り立たない。自分がいるからこそ、ジャパンビジネスが存続しているのだ。愚かにも浅はかにも心のどこかでそんな思いが募っていた毎日でした。周囲を見回しても毎年昇進した人はおらず、若かった私はそんな自分が後年その会社を去らなくてはならないことなど予想すらできない状態でした。

そして私は東京オフィスのAssistant GMとして意気揚々と1999年8月、東京に向かったのです。

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1年以上
遅ればせながら日本でベストセラーとなった「女性の品格(著・坂東眞理子)」を読みました。

品格とか品性という言葉はお高くとまった印象を与えがちな言葉ですが、実は日常生活の端々に表わされるものなんですね。この本も自分をどう見せるかという安易なハウツー本ではなく、自分の人生を真に豊かに送る方法、生きることへの矜持について深く考えさせられる内容でした。

一方で冷静になってみれば「人として当たり前」なことが書かれているこうした本が爆発的に売れた背景には、品格の欠けた日本人が増え、そうした状況に流されつつもどこかで「これではいけない」と危機感を持っている人が多く存在することを物語っているのではないでしょうか。

先日、ある企業のマネージングディレクターの方とお話していて、ふと訊かれた質問がありました。
「人を採用する上で普遍的に重要な基準とは何ですかね」と。
そのご質問に対して私は「知性と品性」とお答えしました。

「知性」これは学歴とは無縁のIntelligenceのことだと思います。

確かに高学歴の方とくに有名大学の卒業者は10代という若年期に「一定期間である水準の学力を蓄える」ことを試され入試を突破しているので、効率的に学習する能力(というかノウハウ)を持っている人が多いのは否定できません。でも、与えられた環境の中で手探りで問題解決を図っていくことが出来るかどうかは、必ずしも学歴に由来していないと思います。

一言で言えば「地頭の良い人」。

持てる常識を駆使し、論理的に物事を整理し問題解決を行うことができる。また失敗を予知するだけの想像力を持ち、それを未然に防ぐことができる。結果的に失敗しても原因の分析ができ、それを次に活かせる人。つまり「自分で自分自身を伸ばせる人」。

もちろん常識があることは重要です。以前の上司が言っていたのは「経験がない人間の唯一の武器は常識だ」という言葉を思い出します。仕事が他人や社会との接点を持って行われる以上、「常識」というのは共通のランゲージだと思います。「常識が通用しない人間」を相手にすることは、英語しかわからない相手にギリシャ語で話すようなものだと思います。経験がないからこそ(ないものは仕方ないですからね)自分の持てる常識の範囲で判断して問題解決をしていく必要があるのでしょう。

同時にそれ以上に必要なのは「品性」なのではないでしょうか。

いろいろな英訳がありますが、あえて選べばEleganceということでしょうか。Graceという単語も的を射ていると思います。これは身なりを必要以上に整えたり、取ってつけたような立ち居振る舞いすることではありません。相手の立場を理解できるだけの想像力を持ち、利己的になったり相手に迎合したりするのではなく、Self-confidenceを持って自然にそして対等に関係構築してゆくセンスだと思います。

これが試されるのは「相手に対し言いにくいことを言う時」ではないでしょうか。相手が喜ぶとわかっていることを伝えるのは簡単です。でも、仕事をしていると相手に取って耳障りなこと、伝えたら落胆されることも言わなければならない時があります。それをどれだけ相手が聞き入れてくれるように伝えることができるか?それを伝えた後、相手との距離をむしろより近いものにすることができるか。これは自分の品性を試される契機だと思います。

応募者の方にありがちなのは仕事を紹介してもらうまでは低姿勢なのに、面接などで期待した結果が出なくなったとたん何の連絡もなくなること。また、オファーは出たけれど入社を辞退したい場合、再三連絡を取っても知らんふり、ということがたまにあります。

反面、「このたびは自分の実力不足(あるいは他に理由があった場合はそれをストレートに伝えれば良いでしょう)でせっかくのチャンスを活かせなくて申し訳ない。これを経験として今後もチャレンジを続けたい」など胸の内を明かし、求人企業へは時間を取ってくれたことの御礼、紹介会社へもその労をねぎらうようなメッセージを送ってくる方もいます。

また、辞退するにしてもその理由をはっきりと述べ(論理的に説明がつかなくても「どうしても気が進まない」というのもそれはそれでひとつの理由です)、うやむやにしているうちに相手も忘れてくれるだろうという甘えた姿勢を取らないプロフェッショナルな姿勢の方もいます。実際、丁寧なお礼のメールを受け取った求人企業の採用責任者から連絡があり、「彼の人間としての品性を高く評価する。今回のポジションは不適任だったが、まもなく●●のポジションでの採用を考えるから彼をその候補にしたい」というお返事をいただいたこともあります。結果的にその方はそのポジションでの採用が始まる前に瞬く間に他の企業数社からオファーを受け、そのうちの1社で今も活躍されています。シンガポールに出張に来られるたびに今でもご丁寧に声を掛けて下さる方です。

東京勤務時代、フォーチュン100に連なる企業がクライアントの大半でした。こうした大企業のアジアパシフィック統括などのシニアポジションにいる方々とクライアント、候補者の両側面でお付き合いがありました。多忙を極めながらも、そういう方々の多くがこうした品性ある対応ができていました。きっと部下の方にもそうした対応をしているのだろうなと感じたものです。人を使う、いや「動かす」ことの真髄が分かっているのでしょう。

その昔に観た「ワーキング・ガール」という映画の中でシガニー・ウィーバー演じるキャリアウーマンが “Oh, I never burn a bridge”と言っていたセリフを思い出します。「橋は焼かない」と。どこでまた顔を合わせ世話になるかもしれないから。都合が悪くなってくると逃げ隠れする子供に対して、これがビジネスシーンでのあるべき大人の態度ではないかと思います。

アメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディ著のProfiles in Courageという本の中の言葉。

“Grace under pressure”

日々の仕事に忙殺される中、その言葉の意味を忘れずに過ごしたいと思います。
以上、自戒の念をこめて・・・


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1年以上
前回の更新からなんと2ヶ月半が過ぎてしまいました。
ただいま猛反省中の私です。
言い訳になりますが、とにかくこの2ヶ月半は殺人的に忙しかったのです・・・

6月はお隣のマレーシア(クアラルンプール)とタイ(バンコク)に、そして先々週から先週半ばまで猛暑の東京に出張しておりました。

東京で訪問先に伺う度に「日本は暑いですね」と言って大笑いされたのですが、別に笑いを取るつもりはなく、本当にシンガポールと比べても東京の暑さは格別だったのです。

南国とは言ってもシンガポールは陽ざしこそ強いものの風が吹いていますし、夕暮れ時や早朝は本当に爽やかな風が吹きます。私のオフィスのあるラッフルズプレースは海に近いこともあって、夕暮れ時などは潮の香がすることもあるくらい。オフィスのある26階のバルコニーに出ると朝晩は涼しすぎるほどの風で、あの東京の蒸し蒸しした空気とは全く異なるのです。

省エネはこちらでも課題にはなっているものの、オフィス内は本当に「寒い」ほどエアコンが効いています。朝、出かけて帰ってくるまでスーツのジャケットを脱がない日も多いんですよ。

省エネについては最近こちらでも電車内の広告で政府が呼びかけていますが、シンガポール国民としては「削減といってももともと小国だし、それほどの影響力があるとも思えない」と考えている向きも多いようです。

ただ、先日、Singapore Business Federation(日本の経団連のような団体)の上の方が仰っていましたが、ここの空港はHUBなので24時間3つのターミナルから離発着がある。航空機の排出するCO2だけでもかなりの量なのだそうです。

ということでシンガポールも他国同様、地球温暖化に向けての取り組みは本気でやらなければならないとのこと。

ただ、以前読んだリー・クヮン・ユー回顧録(建国の父・リー・クヮン・ユー)には、建国の際、まず取り組んだのがオフィスの冷房だったと書いてありました。冷房が完備していないため、日中の仕事は効率が落ちていた周辺国を見て、彼はまず国中を冷房完備にしたとのこと。あれから40年余。シンガポールももう新興国ではなくなったということでしょうね。地球全体を視野に入れた経済活動を求められる時代に入ったということなのでしょう。

8月9日は建国記念日。
街中だけでなく住宅地にも国旗が目立つようになりました。
今年の首相のスピーチには環境問題も盛り込まれることでしょう。


1年以上
先日、引越しをいたしました。
で、その準備やら片付けやらでついついブログの更新が遅れてしまいました(なんか言い訳っぽいですね)。

さて、過去数回にわたり「人生のリスクヘッジ」と題して書いてまいりました。まだまだ続くのですが、今日はちょっと面白い経験をしましたので、そちらを優先して取り上げますね。

それは、献血

私は実は献血、好きなんですよ(引かないで下さい)。
なんか良いことした気持ちになるじゃないですか。ボランティア活動というにはあまりにも簡単なことだけど、血液だけは化学をもっても合成できないわけで、輸血を待っている患者さんが大勢いることを考えると健康である者の義務じゃないかとも思えるのです。

まぁ、女性には珍しいぐらい「濃い血ですねぇ、貧血とか無縁でしょ」と献血の度に言われる体質もあり、家族友人には「献血でも行って少し血、抜いてもらってきたら」と笑われるキャラでもあり・・・(恥)

ことの起こりはMRTハーバーフロント付近を歩いていたらドナーの登録を勧められたからなのです。で、その場で予約をし、律儀に先週日曜日、その時間に出かけました。

MRT駅の改札口付近に献血ブースが設置され、おそろいのTシャツ姿のスタッフが大勢働いていました。日本と同じく質問票を記入し、医師の問診を受け、日本よりもう少し簡単な折畳み式のパイプのベッドに横たわります。目の前にはMRTから降りてきた乗客がぞろぞろ行きかい、それをベッドの上からぼけ~っと眺めているという何とも非日常的なシチュエーション。

愛想の良いマレー系のナースは「今日は母の日だねー、母の日だけど私、仕事してるね。ま、好きな仕事だから嬉しいけどね」と訊きもしないのに一人で上機嫌でお喋り。そのあまりにテンポの良すぎる手先を見て急に小心者になった私。「痛くしないでね、私、初めてなんだから」と、日本では有楽町交通会館の献血センターの常連であったにも関わらず、お手柔らかに~と心の中で祈りました。

日本と比べてちょっと驚いたのは、献血の針を刺す前に麻酔をするんですよ。細い注射器でほんの少量。でもこれで痛みをほとんど感じずに済みました。日本の献血ベッドには液晶テレビが設置されていたりしてなかなか快適なのですが、痛みに対する配慮の方が本当は嬉しいのかな、など考えながら相変わらずMRT駅を行きかう人の波を眺めておりました。

その後、毎日一錠づつのんでね、と渡された鉄剤のサプリメント。
なんと用意周到なこと!たしか10日分以上ありましたね。
はい、これまた律儀に毎日服用させていただいております。

献血後、ハート型の画用紙に何か一言と求められたので、思わず「日本人の皆さん、シンガポールの献血は“無痛”です!皆さんもどうぞ!」とメッセージを書いてしまいました。

このメッセージを読んで参加してくれる人が増えたら嬉しいな...と思いながら。


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国際都市シンガポールで暮らすコンサルタントの異文化日記

作者:Chiaki Kawamura

国際都市シンガポールで暮らすコンサルタントの異文化日記

アジアの玄関シンガポールに暮らして早10年。海外就職、リストラ、海外転職、日本(逆)駐在の波乱万丈を乗り越えて、シンガポールに人材サーチ会社を設立。夢は大きくワールドワイド。世界に羽ばたくチャレンジャーのために。そんな日本人女性経営者の異文化日記。

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